伏見つかさスレ207より】
999 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2010/12/16(木) 00:32:26
>>1000なら
2巻オタバレ回避ルート。
コミケを華麗に回避し、その日桐乃へのプレゼントを探すという名目であやせと出かけた京介。
しかし、その帰り道、
「なんだこの人の数は…………」
「さすがに電車、乗れませんよね……? なんでこんなにたくさんいるんでしょう」
「とりあえず……待つか?」
「そうですね……」
「その、さ」
「は、はい、なんでしょうお兄さん」
「ありがとな」
「いえ、今日はわたしが好きでお付き合いしただけですから。桐乃が喜ぶなら、それに越したことはありませんし」
「いや、それもあるけど……そうやって、桐乃のことを真剣に考えてくれて、本当にありがとうって思う」
「それこそ、お礼を言われるようなことじゃありません。わたしたち、親友ですから……」
「そっか」
「…………お兄さん、今日、とっても楽しかったです」
「そりゃよかった。……と、そろそろ電車なんとか乗れそうだ」
「はい」
       ☆
しかし、やはりすし詰めになる電車の中。
「大丈夫か……あやせ」
「は、はい、なんとか……お兄さんこそ大丈夫ですか?」
「大丈夫だって……」
電車が揺れ、
「きゃあ――――あっ!?」
「――――あ、あ、」
「お兄さん、かお、ちかいです、あ、あう…………」
「ごめん、こんだけ混んでたらさ……」
「じゃあ。少しくらい触れてしまっても……事故、ですよね」
「――――そう、だな。んっ――――」
「ちゅっ――――お兄、さん」
ってなる。


1000 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2010/12/16(木) 00:32:27
「わたし、きょうちゃんにとって、なんなのよっ!!
 ねぇ? きょうちゃんにとって、わたしはなんなの……。
 単なる、お友達なの?
 ねぇ、教えてよっ!!
 きょうちゃんにとって、わたしはなんなの!?
 きょうちゃん、きょうちゃんの方から、わたしに膝枕してくれたことないじゃないっ!!
 きょうちゃんの方から、わたしの為にアプローチしてくれたことないじゃないっ!!
 わたし、きょうちゃんにいっぱい、アプローチしたのに……。
 それでもきょうちゃんは気付いてくれなくて……。
 あの一緒の部屋で寝たことは、私の精一杯の勇気だったんだよ……
 なのに、きょうちゃんは答えを出してくれなかった……。わたし、怖くなった
 もしかして、きょうちゃんは、わたしのことなんて、どうでもいいと思ってるんじゃないかって。
 わたしは、だから怖くなった。『好き』って一言を、きょうちゃんに言えなくなった。
 だって、拒絶されたら怖いもんっ!!


 中略


 だから、髪型だって変えたんだよっ。
 わたしも、変わろうって……っ。昔のわたしじゃなくて、新しい自分に変わろうって
 だけど、それでもきょうちゃんは私を見てくれなかった……っ。
 きょうちゃんは最後まで、私を見てくれなかった……っ
 嫌いなら嫌いって、はっきり言ってよ……っ!!
 私に気のあるそぶりを見せないでよっ!!
 今、ここで、わたしのことが好きなのか、答えてよぉ……っ
 そうしないとわたし、きょうちゃんのこと、いつまでも想い続けちゃうじゃない……っ!!
 苦しいんだから……っ!! 想い続けているのは、とっても苦しいんだから……っ!!」


>>1000なら地味子の問い詰めが5ページ分繰り広げられる ※ただし8巻で出られると面倒なので8巻の出番は4行