さて。
このブログを数年にわたりやっているのに、アニメ感想まとめスレ紹介に付記する程度にしか個人的所感を書いたことがなかったので、原作完結並びにブルーレイ1巻発売に当たって、個人的想いを書き連ねます。
以下原作最終巻ネタバレ含む&制作陣に対する苦言込みなので、隠します。


最初に宣言しておくと、こと恋愛面に関しては自分はいわゆる「黒猫派」です。
勿論「俺妹」という作品自体好きだからこんなブログをやっているわけですが、こと「恋愛面で」幸せになって欲しいという視点だけ語れば、ぶっちぎりで黒猫なわけで(こちらの理由はまた機会を改めて)。
とはいえ、原作の桐乃エンドに納得がいかないかと言えば「……やっぱりこのオチしかないよねぇ」という具合でストーリーの主題&流れとして納得はしています。
(勿論黒猫恋愛編以降、構成的に明らかに無用に引き延ばしたので、10巻以降の黒猫は自分で「告白されてみせる」と言いつつ、殆ど自発的なリアクションがない、というおかしな構成になったのは黒猫派の誰もが思うところかと)。
前もって「その日」に備えて、なかじまゆか先生の最新黒猫薄い本は読まずに確保していましたのでショックは無事緩和できたわけですが(最新話はエロエロでした♪)、原作後書きででいきなり発表されたブルーレイ1巻購入特典小説「十年目の再会」。


いきなり十年後に新キャラはないだろうし(既存メインキャラは絶対にないと判ってたし)、PSPのゲームをプレイしている人なら「闇猫ルート」に登場した「二代目黒猫」こと珠ちゃん視点の可能性が高いだろうと予想できたことでしょう。
しかしこれは「黒猫派」だから容易に想像ついたわけで(原作は黒猫を「闇猫」のまま放置してるし)、普通の桐乃ファンやらあやせファンなら怒るし、原作最終巻発売日からブルーレイ発売直前までのタイムラグを利用した今回の商法はいくら商業主義でも流石にヒドイ。
今回の桐乃のつぶやきは一気に跳ね上がったAmazon予約ランキングに流石に制作側が発売後の大騒動に危惧を抱いた結果かと。更にこれでブルーレイ最終巻に「真・十年後」とかつけるとか発表した日にはファンは暴動を起こして良いレベル。


更についでにもう一つ苦言。
アニメ第11話予告の大介の呟き。
原作最終巻のあの結末の直後に父親にあの台詞を言わせる制作スタッフ。
「テメーらの血は何色だーっ!」(CV.故塩沢兼人さん)
という台詞を昨日の内海賢二さんの訃報と共に久々に思い出さざるを得ないわけで。
いくら作品ファンとはいえ、ここまでいくと流石にヒくレベル。
……もっともそれでも作品を観て、買ってしまうので完全に飼い慣らされているレベルなんですけどね。。。


ともあれ「十年目の再会」。珠希ちゃん視点自体はは、五更三姉妹ファンとしては渇望していたところなのでそれ自体は嬉しいものの、また余計な論争の種にならないか、震えるばかり。
……ちなみに。
五更三姉妹のうち、自分が嫁にするなら圧倒的に日向ちゃんなので「日向ちゃんが誰かとくっついていて」とかは心底勘弁して貰いたいレベル。
ちなみに黒猫は多分作家としてデビューはして、玄人筋ウケはしたものの、でも売り上げは全然で、まだ世の中の凡百に毒をまき散らしている、というのが自分のイメージですが、さてさて、どうなることやら。。。